ロシアのドローン、NATO加盟国ルーマニアの集合住宅に直撃 付近のウクライナ港湾を攻撃中

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ドローン攻撃を受けた集合住宅の前で対応に当たる消防士たち=29日、ルーマニアのガラツィ/Isu Galati/Handout/via Reuters

ドローン攻撃を受けた集合住宅の前で対応に当たる消防士たち=29日、ルーマニアのガラツィ/Isu Galati/Handout/via Reuters

(CNN) ルーマニア国防省は29日、ロシアのドローン(無人機)が国内の集合住宅に直撃して爆発し、2人が負傷したと明らかにした。ロシアはこれに先立ち、ルーマニアに近いウクライナの港湾への攻撃を開始していた。

ルーマニア国防省は「5月28~29日の夜間、ロシア連邦はルーマニアとの国境の川に近いウクライナの民間目標やインフラ目標へのドローン攻撃を再開した」と言及した。

CNN提携局のアンテナ3CNNによると、ドローンはウクライナ国境に近いガラツィにある建物の屋上に直撃した。

軍の報道官はアンテナ3CNNの取材に「このドローンは午前1時54分に領空に侵入し、ガラツィ東郊へ向かったものの、ガラツィの南でレーダーから機影が消えた」と説明した。

映像には、見るからに焼け焦げたアパートの屋上が映っている。対応チームや捜査官が29日午前に現場を調べる様子も捉えられている。

ガラツィはルーマニア最南東部のウクライナ国境地帯に位置する。国境のすぐ向こうには、ドナウ川に面したウクライナの港湾で最大のイズマイルがあり、ロシア軍の攻撃目標となることが多い。

ガラツィの集合住宅にドローンが衝突したのとほぼ同時刻、ウクライナ当局はイズマイルの港湾地帯がロシアのドローン攻撃を受けたと発表していた。

国防省の声明によると、ルーマニアのレーダーは領空内にいるドローンを検知。F16戦闘機2機が出撃し、パイロットには警戒中に目標と交戦する権限が与えられた。

ルーマニアはNATO(北大西洋条約機構)と欧州連合(EU)の加盟国。

NATOは米国も参加する大西洋をまたいだ防衛協定で、1国への攻撃を全加盟国への攻撃とみなす原則を採用する。NATO加盟国は領空に侵入したり、領土内に落下したりしたロシアのドローンやミサイルへの対応を迫られるケースが増えており、ロシア政府との間で緊張が高まっている。

ロイター通信によると、ルーマニア国防省は29日、ドナウ川を挟んだウクライナの港湾への攻撃が始まって以降、ロシアのドローンがルーマニア領空を28回侵犯したと明らかにした。

NATOの戦闘機は昨年9月、ウクライナへの攻撃中にポーランド領空を侵犯したロシアのドローンを撃墜。NATOはロシア政府を非難し、緊張を新たなレベルに引き上げる「極めて危険な」行動だと指摘していた。

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